尾道でビールを始めた私の原点

10年前の3月11日、私は東日本旅客鉄道のびゅうプラザでスキー旅行の申し込みを受けていました。長く大きな揺れがあった後、駅のモニターに映し出された津波の映像に衝撃を受けました。電車が止まり帰宅できなくなった人たちを公民館などに誘導し、真夜中に信号も消えた真っ暗な道を自転車で帰宅しました。
4月29日に東北新幹線全線運行再開にあたり、東京発の一番列車の「こまち」に手を振ろうというプロジェクトがありました。沿線で地元の人たちがおかえりと叫びながら「こまち」に手を振る姿に涙が止まりませんでした。応援って力になります。このころから自分も誰かを応援する仕事がしたいと思い、地方創生に興味を持つようになりました。
そして今、尾道に来てビールで尾道を盛り上げていきたいと尾道ブルワリーを始めました。